認知行動療法

学習理論に基づく行動変容法・理論を称して「行動療法」、
一方、認知や感情に焦点を当てる心理療法を「認知療法」
と呼ぶ。

現在、この両者は不可分に結びついており、「認知行動療法」
と呼ばれる。

行動療法においてターゲットとすべきは、測定可能は「行動」
であり、また目標とすべきは「望ましくない行動の低減」
や「望ましい行動の増大」といった「行動の制御」であると
される。

パニック障害に対する暴露法(エクスポージャー法)、摂食
障害既成などが有効。

認知療法では「認知の歪みに対し、反証は多面的解釈を生みだす
手助け」をする。

患者の「認知」に働きかける数多くの技法が存在する。

ネガティブな思考記録法(コラム法)、思考の証拠さがし、
責任帰属の見直し、損得の比較表(フランクリンの表)、
認知的歪みの同定、誇張表現や逆説の利用、

症状や苦痛の程度についてスケール(尺度)で表現、
イメージの置き換え、認知的リハーサル、自己教示法、
思考中断法、気晴らしの利用、直接的な論争など。

全ての認知行動療法はセルフ・モニタリング(活動記録)から
始まる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です