高濃度ビタミンC点滴療法(その1)

高濃度ビタミンC点滴療法:

副作用のない最新のガン治療法として注目、米国では臨床試験が
行われています。

●1976年にCameronとライナス・ポーリングが100人の癌患者に
ビタミンCの点滴と経口投与をして、1000人の一般的な治療を
した癌患者さんと比較し、生存期間が4.2倍延長したとアメリカ
科学アカデミー紀要に発表しました。

Supplemental Ascorbate in the Supportive Treatment of Cancer:
Prolongation of Survival Times in Terminal Human Cancer.
Proc Natl Acad Sci U S A 1976: 73 | (10 |): 3685-3689.

●1978年にCameronとライナス・ポーリングがさらに新しい
100人の癌患者にビタミンCの点滴と経口投与をして、1000人の
標準治療をした癌患者さんと比較し、平均生存期間が延長した
ことを再確認しています。

Supplemental Ascorbate in the Supportive Treatment of Cancer:
Reevaluation of Prolongation of Survival Times in Terminal
Human Cancer. Proc Natl Acad Sci U S A, 1978:75 (9) : 4538-4542.

●2003年に卵巣癌 (Stage IIIc)に抗ガン剤と高濃度ビタミン
C点滴療法の併用が有効であった2例を、カンザス大学メディカル
センターがアメリカ栄養学会雑誌に発表しました。

The use of antioxidants with first-line chemotherapy in two
cases of ovarian cancer. Journal of the American College
of Nutrition, Vol. 22, No. 2, 118-123 (2003)

●2005年にアメリカの国立衛生研究所(NIH), 国立ガンセンター,
食品薬品局の科学者達が高濃度ビタミンC点滴療法がガンに有用
である可能性を示した基礎研究論文をアメリカ科学アカデミー紀要
に発表しました。

Pharmacologic ascorbic acid concentrations selectively kill
cancer cells: action as a pro-drug to deliver hydrogen peroxide
to tissues. Proc Natl Acad Sci U S A. 2005; 102(38):13604-9

●2006年にアメリカの国立衛生研究所(NIH), 国立ガンセンター(NCI)
や大学の研究者らが超高濃度ビタミンC療法が明らかに有効であった
3症例(腎臓癌、膀胱癌、悪性リンパ腫)を、NIHの症例報告の基準
で論文にまとめました。

Intravenously administered vitamin C as cancer therapy:
three cases. CMAJ. 2006 March 28; 174(7): 937–942

●2007年2月、韓国のSamsung医療センターは1週間2回10gの
ビタミンCの点滴、1日4gの経口ビタミンC投与を39人の末期の
ガン患者に実施し、身体、心理、社会的QOL(生活の質)が増加、
症状(疲労感、疼痛、吐気、不眠、食欲低下)の改善が認めれらと
韓国医学アカデミー雑誌に発表しました。

Changes of terminal cancer patients’ health-related quality
of life after high dose Vitamin C administration. Korean Med
Sci. 2007 Feb;22(1):7-11.

●2007年5月、高濃度ビタミンC療法による抗ガン作用のメカニズム
についてアメリカの国立衛生研究所, 国立ガンセンター, 食品薬品局
の科学者達がアメリカ科学アカデミー紀要に発表しました。

Ascorbate in pharmacologic concentrations selectively generates
ascorbate radical and hydrogen peroxide in extracellular

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