ポジティブ心理療法2

【続き】
過去に対しては、「感謝」(患者の手紙)と「許し」(REACH法)
現在に対しては、「快感」(祝福、自己賞賛、マインドフルネス瞑想)
と、「満足」(自分の長所や美徳を増幅させる、FLOWの状態)、
未来に対しては、「楽観思考」と「希望」(ともにABCDEモデル)

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(用語)

*マインドフルネス瞑想:

この瞑想法は、医学にも使われているものである。

この瞑想を行う際には、以下のことに注意すること。

1)瞑想中に湧き上る思いなどに対して「良し悪し等の判断しない」。

2)湧き上がる思いから「逃げようとしない」。

3)感じた感覚に対しては「心を開いて受け止める」。

4)不安な気持ちの場合、「自分そのものだと思わずに自分を信じる」。

5)不安な気持ちの場合、「それを何かをしようなどと考えない」。

6)不安な気持ちでも、「あるがままに受け止める」。

7)自分の気持ちや慣習に、「とらわれない、固執しない」。

この瞑想法はじつは日本の医師だけでなく、世界中の
医師たちも注目している。今年1月、心療医学の専門誌に
このような報告がなされている。

その研究は「瞑想で幸福感を得る」というもの。

米国のマサチューセッツ総合病院とドイツのギーセン大学の
研究者によると、マインドフルネス瞑想被験者たちの脳を分析
したところ「被験者たちの脳の構造には変化が見られ、彼らが
幸福感を感じるなどポジティブな効果があった」としている。

またギーセン大学のブリッタ・ホルゼル博士は「瞑想することに
より脳の構造を変え、幸福を増大させ、人生を豊かにすることが
できるのは素晴らしい」と語っている。

(論文は『精神医学研究(Psychiatry Research)』)

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