ポジティブ心理療法3

【続き】
過去に対しては、「感謝」(患者の手紙)と「許し」(REACH法)
現在に対しては、「快感」(祝福、自己賞賛、マインドフルネス瞑想)
と、「満足」(自分の長所や美徳を増幅させる、FLOWの状態)、
未来に対しては、「楽観思考」と「希望」(ともにABCDEモデル)

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(用語)

*フローの状態:

フロー理論(Theory of Flow)

<定義>高度に没頭する活動に伴う精神的な状態

何かに夢中になっていると、つい楽しくて、我を忘れる。
あまりにも集中したために周りに意識が回らない。時間が経つのも
忘れるような経験。このような体験をフローという。

「フロー」とは、何かをしているときに意識を集中し、時間的な
感覚が無くなるほど、夢中で没頭している状態。その時に対象を
コントロールできているという意識を持ち、終了後に充実感を覚える。

「フロー理論」はミハイ・チクセントミハイが発表した。チクセント
ミハイは1960年代に大人の遊びの研究をしていたが、大人は何かを
しているときに、とても楽しく、わくわくして、夢中になって有意義な
時間を過ごしている体験をしていることがある、と気付いた。

チクセントミハイ自身は山登り、チェス、絵画を描くことなどで
同じような経験をしていた。この現象に強い興味をもち、これを
突きとめようと思った。そこからフローの研究が始まった。

フローになって仕事をしているときは一生懸命になり本人は充実している。

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