ポジティブ心理療法1

【続き】
過去に対しては、「感謝」(患者の手紙)と「許し」(REACH法)
現在に対しては、「快感」(祝福、自己賞賛、マインドフルネス瞑想)
と、「満足」(自分の長所や美徳を増幅させる、FLOWの状態)、
未来に対しては、「楽観思考」と「希望」(ともにABCDEモデル)

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(用語)

*REACH法:
Recall(思い出す)。憎悪や自己憐憫を排して、客観的に。
Emphathize(感情移入)。加害者の立場に立って考えてみる。
Altruistic(利他的)な容認。加害者のために容認という贈り物をする。
Commit(公に表明する)。加害者に容認の手紙を書くなどする。
Hold(持続する)。記憶がよみがえったら、容認した内容を読み直す。

『世界でひとつだけの幸せ―ポジティブ心理学が教えてくれる
満ち足りた人生』より。

心理学者のエベレット・ワーシントン博士が提唱したステップとして
紹介されている。

博士は「容認」の概念を定義した本の著者であり、自らも許しがたい犯罪に
巻き込まれた経験を持っている。

著者のセリグマン博士は「こういった方法のすべてが、安っぽく、
説教じみていると思えるかもしれない」としつつ、これに類似した
アプローチの有効性を証明する研究は複数存在しており、
科学的に根拠があると述べている。

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